急速に進化する世界のクルマ社会。
新たに広がるITSニーズに応える
急速なモータリゼーションの進化に伴い、世界では一般道、幹線道路、有料道路の建設やリニューアル工事が行われ、増大する交通量に対応する道路整備が進められています。 幹線道路や高速道路におけるスピード違反、市街路の駐車違反や右左折・車線変更時の規則違反などの交通事故予防や渋滞解消、さらに小中学生を対象としたスクールゾーンの安全確保など多方面で課題を抱えています。 そのなかで幹線道路や高速道路の車線上にスピード関知のビデオシステムを設置しスピード違反の監視等を行っているITS(Intelligent Transport System)は、現在ではカメラの高解像度化により1台のカメラで4レーンを監視。 より効率的な運用が行えるようになっており、さらに昼夜を問わず監視が必要であるため可視光から近赤外光までカバー。今後はピントずれを最小限に抑えたレンズのニーズがますます高まっていきます。
ITS用レンズは、幹線道路や高速道路、一般道の交差点の高所に設置されることが多く、また設置場所は交通量も多く、設置時／後のレンズ調整が非常に困難なため、 Computarでは、設置前後でズーム、フォーカス、アイリスを遠隔コントロールできる電動モデルを専用に開発し採用されています。
24時間監視のため、昼(可視光)と夜(近赤外光)でピントずれのない高解像度な近赤外対応機能を全モデルに標準搭載。高解像度用大型センサーに対応する、 ラージフォーマットシリーズを揃え、設置スペースやシステム重量を軽減する軽量・小型設計を全シリーズに展開し、適材適所のラインアップで対応しています。
ITSシステムは、今後、電動化やAI化による自動運転やさまざまなサービスの実現など、世界のクルマ社会の進化に伴い、 スマート駐車場や道路料金所のナンバー認識や運転者の顔認証をはじめとするさまざまな違反や犯罪防止・安全確保など、新たなニーズの広がりを見せています。 私たちは、世界各地で広がるITS市場を捉え、それぞれのニーズに合った高性能、最適製品を提供しつづけます。
Computarのセキュリティ用レンズは、多様な屋内環境はもちろん、暴風雨や低温といった過酷な野外自然環境、 さらに画像解析や暗視などのアプリケーション連動が求められる高度なシステムにおいても、最適性能を発揮する製品ラインを用意しています。 また一方、FA用レンズは、プリント回路基板検査、パッケージ封入検査、加工機器の自動操作、品質管理、材料の分類など、製造ラインの各部にまで及んでおり、 高解像度化、電動化などさまざまな機能を備えた製品がラインアップされています。Computarが培ってきたこの2つの技術領域の実績は、今後、産業ロボットやモビリティシステムなど、 新たな技術進化が期待される分野で、これまでの双方の実践知と多面的な発想、技術融合を果たしながら新たなニーズ開拓をしていきます。
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